11月の最後の日曜日に今年最後の登山に行きました。いつもの3人組で行き先は京都方面で、集合してからH君に京都の北西に位置する愛宕山と知らされました。標高は、924mの山です。
朝6時にH君の事務所に行くとA君はすでに着いていて、H君と3人で近くのマックスバリュで食料の調達をして出発。加古川バイパス、北神戸3号線、山陽道、中国道、名神高速と乗り継いで、京都手前で北ルートに入り大山崎インターで降りました。ここからは一般道で約1時間で嵐山付近を通り抜け、清滝に到着しました。途中の山々は紅葉がまっさかりで、晴れ渡った空にあざやかな山の景色が溶け込んでいました。

清滝から愛宕山山頂迄のルートはいくつかあって、神社にお参りする人は表参道を登って行くのだそうですが、我々は東まわりのルートをとりました。8時18分出発、標高100m付近からの登りでした。堂承川に沿って紅葉の中をゆっくり登ってゆきました。その日は朝から天気がよく頂上での見晴しも期待されました。1時間ほど登って林道出合に到着、そこからまた登ること40分程で月輪寺(つきのわで ら)に到着しました。ここは法然上人の25霊場の第18番札所ということでした。ここのもみじは真っ赤でとても印象に残りました。また天然記念物として高さ3~4mもある見事な石楠花(シャクナゲ)の木がありました。春に花が咲けばすごい迫力だろうなぁと見とれていました。
月輪寺をあとにして登ること小1時間で愛宕神社に到着しました。なかなか立派な神社で災害を防いでくれる神社らしくて、参拝者はここで神花の樒(しきみ)と阿多古祀符(あたごしふ)「火迺要慎(ひのようじん)」のお札をいただくそうです。三角点が頂上だと思いそちらへ行きましたが下るばかりで、登ってくる人に聞くと、この神社が愛宕山の頂上だ、ということでした。
頂上は寒くて汗もすぐひいてしまって、早くバーナーで鍋を温めよう、ということで参拝した後昼食にしました。器の水には薄氷が張っており、食事の準備をしていると日が陰ってきて、ちらほらと雪も降り出しました。おー寒い。用意していた缶ビールも2缶のうち1缶しか飲む気がしませんでした。A君も同じく1缶を飲んだだけでした。なぜか友人のN君が神のいる山に登ってビールを飲むなどとはけしからん、と言われたな、ということをH君が思い出して、笑いながら、ふるえながらビールを飲んだものです。温かい鍋うどんのありがた味をかみしめていました。期待していた頂上からの見晴しもはじめのうちは、京都市街がはっきり見渡せたものの、霧が発生して間もなく見えなくなってしまいました。

下りは、高尾へ降りるルートをとりました。昼食後休む間もなく下山しました。首無し地蔵を経由して下っていくと林道へ出ました。下までこんな道かな、と思って歩いていると、後ろに我々よりも年配の人が一人いたのですが、数分行くと今度は前を歩いていました。ええっ?どうして?と思ってその人にたずねると、元々の登山道を分断して林道ができた、登山道がほぼ真っすぐで、林道は車が通れないとだめなのでジグザグに道をつくったから(登山道は)分断されたのだ、ということです。その人はずっと前から何度も登山道を昇り降りしているからわかるんだ、との事でした。
その名も知らない人は、母が93才で娘が48才だ、と言っていたので70才ぐらいだろうと思いましたが、全くそんなふうに見えず、歩く速度も我々よりずっと早く、全く追いつけませんでした。すごい人がいるものですね。

下るほど気温も上がってきて、寒さも感じなくなった頃に高雄の神護寺に到着しました。ここも紅葉が素晴しかったです。観光客がたくさん来ていました。その神護寺の階段を数百段下ってゆくと清滝川に出て、それに沿って3kmほど下って元の登山口に到着しました。時刻は2時半になっていました。
帰る途中、桂市の仁在衛門の湯によってひと風呂あびました。疲れがとれるようで幸せな気分というか、満足感を味わえました。今日の登山も楽しかったなぁ、と思ったものです。