コンクリート蓄熱層
コンクリート蓄熱層
家の床部分に厚み20cmのコンクリートを布設し、 そこに20cm間隔で給熱パイプ(ポリブテン管で繋ぎ目はありません。)を配管し、 それに太陽で温められた温水(30~35℃)をまんべんなく循環させ、コンクリートを温めます。
石やコンクリートが蓄熱体となり得ることを知っていますか?石焼ビビンバの石はずーっと熱いetc…と言えばイメージが沸くのではないでしょうか。そのような原理でコンクリートを利用して、熱を蓄える方法を用いて、家を温めるのです。
家の床部分に厚み20cmのコンクリートを布設し、そこに20cm間隔で給熱パイプ(ポリブテン管で繋ぎ目はありません。)を配管し、それに太陽で温められた温水(30~35℃)をまんべんなく循環させ、コンクリートを温めます。コンクリートの下にはしっかり断熱をして、地中に熱を逃さないようにして、床を温めます。床下を一周した配管内の温水はコンクリートを温めるために、温度が下がってしまいます。しかし、それをまた屋根に上げて太陽熱で温め直してから、再度床下のコンクリート内を通します。この繰り返しで、床下コンクリートの温度を上げていきます。そうすれば日中晴天ならば家じゅうがその恩恵で朝方まで暖房する熱を蓄えることができるのです。
ほぼ家全面に敷き詰めた蓄熱床の熱容量は大きく、なかなか温まりませんが、逆に一度温まるとなかなか冷めません。夕方、太陽が沈んでも温められたコンクリートからはほのかな暖かい熱(輻射熱)が感じられ、朝までその熱を放ち続けるのです。
家の床部分に厚み20cmのコンクリートを布設し、そこに20cm間隔で給熱パイプ(ポリブテン管で繋ぎ目はありません。)を配管し、それに太陽で温められた温水(30~35℃)をまんべんなく循環させ、コンクリートを温めます。コンクリートの下にはしっかり断熱をして、地中に熱を逃さないようにして、床を温めます。床下を一周した配管内の温水はコンクリートを温めるために、温度が下がってしまいます。しかし、それをまた屋根に上げて太陽熱で温め直してから、再度床下のコンクリート内を通します。この繰り返しで、床下コンクリートの温度を上げていきます。そうすれば日中晴天ならば家じゅうがその恩恵で朝方まで暖房する熱を蓄えることができるのです。
ほぼ家全面に敷き詰めた蓄熱床の熱容量は大きく、なかなか温まりませんが、逆に一度温まるとなかなか冷めません。夕方、太陽が沈んでも温められたコンクリートからはほのかな暖かい熱(輻射熱)が感じられ、朝までその熱を放ち続けるのです。
よくある質問
Q
配管が水垢で詰まることはない?
配管が水垢で詰まることはない?
A
これまでに詰まったことはありません。一般に水垢と言われるものは、水に溶けた鉄分やごく微量のカルシウムなどの硬水成分が固体化したものです。
ハイブリッドソーラーハウスの熱媒液(不凍液)は、密閉された回路を循環するだけですから、外部から異物が入る恐れはなく、目詰まりの心配はありません。また、樹脂製のパイプでは化学的に水垢の発生の可能性はありません。
Q
1階の床下の空間がないけど大丈夫?
1階の床下の空間がないけど大丈夫?
A
一般的に日本の住宅には床下の空間があり、通気口があります。通気口は暖房室から床下に侵入した湿気が、床下で冷却されて結露するのを防止するものです。暖房器を使用し室内湿度を上げ、その湿気が床下に抜けると、暖房通気口の配置が良くない場合には、床下が腐ることもあります。
しかし、ハイブリッドソーラーハウスのような「土間床工法」はそもそも床下に湿気が侵入することはなく、特に冬期は乾燥状態になるのでより安全です。施工中にコンクリートは完全に乾燥させますので、地盤から湿気が上がるのを心配する人もいますが、そんなことは起こりません
Q
低温やけどの心配は?
低温やけどの心配は?
A
一般的な床暖房の場合、スイッチを入れてから暖かくなるまでの立ち上がり時間を短くするため、床板裏面の熱源温度は50度以上の高温になります。床を覆うものがない状態であると、この熱は室内に向かって放出されるため、床表面温度は30度程度を維持します。ところが床の表面に長時間寝そべって放熱を押さえ込んでしまうと接触面の温度は床下の熱源温度に近づきます。低温やけどを起こすのはこのような現象です。
ハイブリッドソーラーハウスは、立ち上がり時間の不要な蓄熱方式なので、床下の蓄熱温度は30~35度程度と低温なのが特徴です。床面でいくら寝そべっても低温やけどの心配はありません。